
※第19話の内容に触れます(ネタバレ注意)。
10月4日に放送されたTBS系日曜劇場『VIVANT』第19話で、初登場した情報ブローカー「タイラン」の声が「聞き覚えがありすぎる」と大きな話題になりました。声を担当したのは声優の若本規夫さん。Xでは「アナゴさん」「若本さん」がトレンド入りし、一方で「すべらない話が始まったかと思った」という声や、豪華声優陣の吹き替えを巡る賛否も広がっています。何が起きたのか、世間の反応も含めて私なりに整理しました。
『VIVANT』第19話で何があった?「アナゴさん」がトレンド入り
第19話(第2シーズン第9話)は、10月4日に放送されました。TBSが中継した「アジア大会愛知・名古屋」の影響で、3週間ぶりの放送だったと日刊スポーツは伝えています。
モデルプレスによると、物語はこう動きました。核融合技術を得る手がかりとなる「テント」の情報を求めて、別班員を拉致した“中国の別班”シンシー。別班員たちは激しい拷問や仲間の処刑を受けても口を割らず、親族を狙おうとする動きも別班が阻止しました。しびれを切らした樊林杏(ハン・リンシン/宮下今日子さん)は、劉銘軒(リュウ・ミンシュエン/堺雅人さん)を連れて、核融合技術を発見した研究者・エリシャを囲っている情報ブローカー・タイランのもとを訪れます。
このタイランの吹き替えを務めたのが、若本規夫さんでした。視聴者からは「聞き覚えありすぎる」「知ってる声!」「若本さんだ!」「アナゴさんだ」「今にも『フグ田く~ん』って言い出しそう」といった反響が殺到し、X(旧Twitter)で「アナゴさん」「若本さん」といったワードがトレンド入りしたそうです。
(出典:モデルプレス、日刊スポーツ(Yahoo!ニュース))
若本規夫さんってどんな人?「アナゴさん」だけじゃない代表作
日刊スポーツによると、若本規夫さんは80歳の声優です。代表的な役を、報道から整理します。
- 『サザエさん』:マスオさんの同僚・アナゴさん(2代目)
- 『ドラゴンボールZ』:セル
- フジテレビ系『人志松本のすべらない話』:名物のナレーション
とくに、あの独特の抑揚と間を持った語り口は、一度聞いたら忘れられないですよね。今回のタイラン役でも、その持ち味が全開だったからこそ、登場した瞬間にSNSが反応したのだと思います。
ちなみに、「アナゴさん」というのは、モデルプレスの見出しでも使われた表現です。「サザエさん」の穴子さん役でも知られる若本さんの声に、多くの視聴者が反応した、という流れですね。

「すべらない話」と間違えた?視聴者のリアルな反応
日刊スポーツは、タイランの登場を番組開始から56分後と伝えています。番組が始まって56分たったところで、あの声が流れたわけですね。
Xには、次のような書き込みがあったと紹介されています。
- 「アナゴさんもそうだけど、人志松本のすべらない話が始まりそうで……後半あんま覚えてない」
- 「ちょっと後半は『すべらない話』がちらついて内容あんま入ってこなかった」
- 「タイランの喋りのクセが強すぎて すべらない話始まったかと思った」
- 「VIVANTすべらない話としか思わなかったけど アナゴさんでしたか なんであんな癖ある声を使ったの」
若本さんが長年ナレーションを務める「すべらない話」のイメージが強く、緊迫した場面でも思わず別の番組が頭に浮かんでしまった、という声です。なんとなく、笑ってしまう気持ちも分かります。
もちろん、「ネタにされた」=「ダメだった」とは限りません。トレンド入りするほど印象に残った、という見方もできるからです。ただ、物語に没入したかった視聴者にとっては、気になるポイントだったのかもしれません。
そもそもなぜ声優の吹き替え?豪華声優陣の背景
実は今回、若本さんだけではありません。日刊スポーツによると、第19話の開始約1分後の出演クレジットには、豪華声優陣の名前が次々と並んでいました。
若本規夫、山路和弘、緒方恵美、森川智之、浪川大輔、甲斐田裕子、高木渉、中村悠一、関智一、榎木淳弥、花江夏樹、鬼頭明里(敬称略)。
なぜここまで声優を起用したのか。日刊スポーツは、第18話から導入された「同時通訳機」がきっかけとみられると伝えています。日本語、モンゴル語、タイ語、アゼルバイジャン語、中国語が飛び交う複雑な言語の構成を、字幕(テロップ)にせず吹き替えにすることで、物語をスムーズに進める狙いがあったのではないか、という見方です。なお、これは報道の分析であり、制作側が公式に説明した内容ではありません。
(出典:日刊スポーツ(Yahoo!ニュース))
賛否の声|「重厚な雰囲気が」「あざとい」という意見も
日刊スポーツの記事では、声優の吹き替えを巡って、厳しい意見も紹介されています。たとえば、次のような書き込みです。
- 「VIVANT少しづつわざとらしくなってきてるのなんかヤダな。無駄に豪華な俳優や声優使って外国語のセリフを字幕ではなく声優使ったりもあざとく、金を動かす為にやってるんだろうなと感じる」
- 「乃木らの会話は視聴者には外国語+字幕で流れて、ブルーウォーカーらは便利翻訳イヤホンを耳に作戦に移る ではダメだったのか?」
- 「(これまで)かけて作り上げてきた重厚な雰囲気が、声優さん吹替採用のせいでアンビリバボーの再現ドラマみたいになってしまった」
一方で、前後の日刊スポーツの記事では、声優陣の登場が「話題となっている」とも伝えられています。歓迎する声と戸惑う声、その両方があるというのが実情のようです。私としては、どちらの意見にも一理あると感じました。字幕だと目で追う情報量が増えますし、吹き替えだと物語にスッと入れる反面、声のイメージが強い人が出てくると世界観から離れてしまうこともあります。
ここで大事なのは、SNSで目立つ意見が視聴者全体の声とは限らないという点です。ネットの書き込みは、強い言葉ほど目立つ傾向があります。実際の視聴者の評価は、今後の視聴率や配信の再生数などを見ないと分かりません。

『VIVANT』第2シーズン、ここまでの流れと今後
ここで、作品の基本情報とここまでの数字を整理します。
- 第1シーズン:2023年7月期に放送され、空前の大ヒットに(日刊スポーツ)
- 第2シーズン:3年ぶりの続編として2026年7月26日から放送開始。福澤克雄監督による完全オリジナルストーリー
- 視聴率:第18話(前半戦最終回)までの全8話で、世帯平均視聴率は15%以上をキープ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
- 今後:後半戦は11月8日の最終話まで残り6回
第19話のあらすじは、「いよいよ別班奪還作戦がスタート」。乃木(堺雅人さん)は、弟・ノコル(二宮和也さん)の協力を得て奪還メンバーをそろえ、ゴルバドへ渡ります。「誰1人として死なせない、全員生きて帰る」という乃木の言葉が、後半戦の合言葉になりそうです。
ほかにも、第19話ではサプライズ登場する人物がいたり、冒頭に暴力表現を示す異例のテロップが出たりと、話題が尽きませんでした。『VIVANT』の最近の話題は、本編休止の夜に「悪役会議室」へ16.5万人が集まった話や、TGC2026A/Wへの『VIVANT』シークレット登場でもお伝えしています。
※本記事にはプロモーション(楽天アフィリエイトリンク)が含まれます。
第1シーズンから見返したい方はこちら。VIVANT関連のBlu-ray・DVDなどをチェックできます。
私が感じたこと|「声の力」は物語にとってプラスなのか
最後に、私の感想です。今回のタイラン役は、声優さんの“声”がここまで強く視聴者の記憶に残るということを、あらためて見せてくれたと思います。「聞き覚えがありすぎる」という反応は、若本さんが長年積み重ねてきたキャリアの証でもあります。
一方で、物語の緊迫感を大事にしたい人にとっては、「あの声が出た瞬間に別のものを思い出してしまう」のは、ちょっとした悩みどころかもしれません。ドラマが海外ロケで描いてきたリアルさと、声優さんの存在感のバランス。この塩梅は、視聴者それぞれで感じ方が違うのだと思います。
ただ、確かなのは、放送翌日になってもこれだけ話題になっているということ。後半戦の残り6話で、声優陣がどんな場面に登場するのか。私も、楽しみにしながら見守りたいです。
まとめ
『VIVANT』第19話(10月4日放送)に初登場した情報ブローカー・タイランの声を、声優の若本規夫さん(80)が担当し、「アナゴさん」がトレンド入りしました。「すべらない話」を連想する声や、豪華声優陣の吹き替えへの賛否も出ています。背景には、第18話から導入された同時通訳機の存在があるとみられます。最終話は11月8日。残り6話の展開に注目です。
よくある質問
『VIVANT』第19話でタイランの声を担当したのは誰ですか?
声優の若本規夫さんです。「サザエさん」のアナゴさん(2代目)や「ドラゴンボールZ」のセルなどで知られています。
『VIVANT』第19話はいつ放送されましたか?
2026年10月4日に放送されました。「アジア大会愛知・名古屋」の中継のため、3週間ぶりの放送でした。
『VIVANT』の最終回はいつですか?
後半戦は11月8日の最終話まで、残り6回と報じられています。
なぜ声優の吹き替えが使われているのですか?
日刊スポーツは、第18話から導入された同時通訳機の描写を背景に、複数の言語を字幕にせず吹き替えでスムーズに見せる狙いがあったとみられると伝えています。制作側の公式な説明ではありません。
第19話にはどんな声優が出演しましたか?
出演クレジットには、若本規夫さん、山路和弘さん、緒方恵美さん、森川智之さん、浪川大輔さん、甲斐田裕子さん、高木渉さん、中村悠一さん、関智一さん、榎木淳弥さん、花江夏樹さん、鬼頭明里さんの名前が並んでいたと報じられています。
『VIVANT』第2シーズンの視聴率は?
日刊スポーツによると、第18話(前半戦最終回)までの全8話で、世帯平均視聴率は15%以上をキープしています(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。



コメント