二宮和也さん主演の映画『8番出口』が、8月28日(金)放送の「金曜ロードショー」で本編ノーカット・地上波初放送されることが発表されました。世界的ヒットを記録したインディーゲームが原作の本作、劇場では興収51.7億円を突破する大ヒットとなった話題作です。今回は放送情報に加えて、「歩く男」で圧倒的な存在感を放った河内大和さんのこと、そして原作ゲームの中身まで、井戸端会議感覚でじっくり深掘りしていきますね。

『8番出口』はいつ地上波初放送される?放送日時・局まとめ
まず気になる放送情報から。
『8番出口』の地上波初放送は、2026年8月28日(金)21:00〜22:54、日本テレビ系「金曜ロードショー」枠で決定しました。
しかも本編ノーカットでの放送だそうです。
劇場公開版がそのままテレビで楽しめるのは、ファンにとってはかなり嬉しいポイントですよね。
『8番出口』は2025年8月29日に劇場公開されたばかりの作品で、それからちょうど1年というタイミングでの地上波入りになります。
主演はもちろん二宮和也さん。
「迷う男」を演じ、共演には「歩く男」役の河内大和さん、「少年」役の浅沼成さん、「歩く女」役の花瀬琴音さん、そして「ある女」役で小松菜奈さんも名を連ねています。
監督・脚本は『君の膵臓をたべたい』などで知られる川村元気さん。
脚本には平瀬謙太朗さんも参加しており、さらに脚本協力として二宮さん本人もクレジットされているんです。
音楽は中田ヤスタカさん(CAPSULE)と網守将平さんが手がけています。
実はこの放送、発表されたタイミングにも遊び心が詰まっているんです。
発表されたのは令和8年8月8日8時。「8番出口」というタイトルにちなんで、「8」を並べたこの日時にわざわざ発表を合わせてきたと見られていて、こういう細かい演出、私は思わずニヤッとしてしまいました。
発表直後からSNSでも「嬉しい!」「楽しみ!」といった歓喜の声が続々と上がっていたようです(出典:Yahoo!リアルタイム検索)。劇場で見逃した人たちの期待の高さがうかがえます。
原作は累計200万本超えの人気インディーゲーム
『8番出口』というタイトル、ゲーム好きの方なら「あ、あれか!」とピンと来た人も多いのではないでしょうか。
原作は、インディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEさんがたった一人で開発し、2023年に発表したPCゲームです。
舞台は地下鉄駅の出口へと続く、どこまでも同じ景色が続く不気味な地下通路。
プレイヤーはこの通路をひたすら歩き続け、「8番出口」を目指すのですが、ルールはとてもシンプルです。
- 通路内の「異変」を見逃さない
- 異変を発見したら引き返す
- 異変がなければそのまま進む
- これを繰り返して8番出口から脱出する
たったこれだけのルールなのに、じわじわと迫る違和感と恐怖で世界中のプレイヤーを夢中にさせ、累計販売本数200万本超えという世界的大ヒットを記録しました。
いわゆる”リミナルスペース”(生活感はあるのに誰もいない、どこか不安になる空間)ブームの火付け役のひとつとも言われている作品なんですよ。

ちなみにゲームは続編『8番のりば』とセットになったパッケージ版がNintendo Switch・PS5・PS4向けに発売されていて、映画をきっかけに「実際に自分でもプレイしてみたい」という人が増えているそうです。
Nintendo Switch『8番出口・8番のりば』パッケージ版

映画で描かれた”あの地下通路”を、実際に自分の足で歩いて異変を探せるのがこのゲームの醍醐味。続編『8番のりば』もセットになっていて、地上波を観てから予習・復習するのにもぴったりです。
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二宮和也が演じる”迷う男”と、本人が寄せたコメント
今回の地上波初放送にあたり、主演の二宮和也さんもコメントを寄せています。
コメント全文はこちら。
「まさかテレビにまで迷い込んでしまうとは、、、この【ある種】の迷宮は何処まで続いていたのかと驚くばかりです」
「一瞬奇を衒ったように思える作品に見えますが、どういった結末を迎えるのか、ぜひ楽しんでいただければと思います」(出典:マイナビニュース)
作品の世界観に寄り添ったユーモアのあるコメントで、二宮さんらしいなと感じた方も多いのではないでしょうか。
劇中で二宮さんが演じるのは、ふとしたきっかけで終わりのない地下通路に迷い込んでしまう「迷う男」。
台詞のほとんどない、表情と佇まいだけで”迷い”や”焦り”を表現しなければならない難役です。
しかも二宮さんは出演だけでなく脚本協力としてもクレジットされていて、ゲームというルールの縛りが強い題材を、いかに映画的な緊張感に変換するかという部分にも深く関わったと見られています。
また、共演陣にも触れておきたいところ。
物語のキーとなる「ある女」を演じたのは小松菜奈さんで、迷う男の恋人という立場から物語に彩りを添えています。
「少年」役の浅沼成さん、「歩く女」役の花瀬琴音さんも、それぞれ地下通路で出会う”異変”の一部としてただならぬ緊張感を醸し出す重要な役どころです。
河内大和の”歩く男”はなぜここまで話題になったのか
個人的に今回いちばん語りたいのが、河内大和さん演じる「歩く男」の存在感です。
劇中、地下通路をただひたすら同じペースで歩き続ける謎の男。台詞もほぼなく、顔もはっきり見せない演出が多いにもかかわらず、その歩き方・佇まいだけで観客に強烈な不穏さを植え付けてくる、まさに映画の”顔”とも言える役どころなんです。
河内さんは1978年12月3日生まれ、山口県岩国市出身。
40歳頃までアルバイト生活を続けながら舞台俳優として活動してきた、いわゆる遅咲きの俳優さんです。
2000年から俳優活動を続け、特にシェイクスピア作品の舞台俳優として評価されてきた経歴の持ち主。
舞台では「コロス(象徴的な群衆・影のような存在)」を演じる機会も多く、そこで培った「何者でもない人間であること」を追求する表現が、まさにこの「歩く男」役にそのまま生きたと言われています。

この怪演が高く評価され、河内大和さんは47歳にして第49回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。
長年下積みを続けてきた俳優が、ワンシーンごとの佇まいだけで映画賞を勝ち取ったというのは、なかなかドラマチックな話ですよね。
地上波初放送でこの「歩く男」を初めて目にする人も多いはずなので、今回はぜひ河内さんの歩き方・視線・間の取り方にも注目して観てほしいです。
川村元気監督が語る「ゲームと映画の境界線」というコンセプト
監督・脚本を務めた川村元気さんも、今回の地上波初放送にあたってコメントを発表しています。
「映画『8番出口』はゲームと映画の境界線があいまいな、新しいエンタテインメントを目指して作りました。金曜ロードショーにて、テレビとゲームと映画の境界線が溶けていく体験をお楽しみください」(出典:マイナビニュース)
もともと『8番出口』というゲームは、「同じ景色の繰り返しの中から異変を見つける」という、映像作品としては本来かなり作りにくい題材です。
それをあえて実写映画として成立させ、しかも今回テレビというもう一つのメディアに乗せることで、「ゲーム→映画→テレビ」という3つのメディアの境界を溶かす試みだ、というのが川村監督の狙いのようですね。
考察:劇場公開から地上波へ ― 興収51.7億円ヒットが持つ意味
ここからは私、星野ルミの考察コーナーです。
『8番出口』は2025年8月29日の劇場公開から、興行収入51.7億円という大ヒットを記録しました。
原作がゲームという、いわば”実写化ハイリスク”なジャンルであるにもかかわらずここまでの数字を出せた理由は、やはり「誰もが一度は感じたことのある、日常の中のふとした違和感」というテーマの普遍性が大きいと私は感じています。
満員電車や見慣れたはずの駅の通路で、ふと「あれ、なんか変だな」と感じた経験がある人は多いはず。
その感覚を、二宮和也さんという等身大の主演と、河内大和さんという圧倒的な”異物感”を持つ怪演でとことん増幅させたのが、この作品のヒットの核心だったのではないでしょうか。
そして今回、公開からちょうど1年というタイミングでの地上波初放送・本編ノーカットという編成にも、テレビ局側の並々ならぬ本気度を感じます。
劇場で見逃した層はもちろん、「話題になっていたのは知っているけど結局どんな話か分からなかった」という層まで一気に取り込みにいく編成で、放送後は原作ゲームのダウンロード数やパッケージ版の売上が再び伸びる可能性も高いと私は見ています。
過去にもヒット映画のテレビ初放送をきっかけに原作ゲーム・原作漫画の売上が跳ね上がるケースは何度も見てきました。今回の『8番出口』も、放送翌日にはSNSのトレンド入りは確実でしょうし、河内大和さんの「歩く男」がテレビをきっかけに一気に全国区の知名度を得ることになりそうです。
まとめ
- 二宮和也さん主演『8番出口』が8月28日(金)21:00〜「金曜ロードショー」で本編ノーカット地上波初放送
- 原作はKOTAKE CREATEさんが2023年に発表した、累計200万本超えの人気インディーゲーム
- 「歩く男」を演じた河内大和さんは47歳で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した遅咲きの実力派
- 監督・脚本の川村元気さんは「ゲームと映画の境界線が溶ける体験」をコンセプトに掲げる
- 劇場公開時は興収51.7億円の大ヒットを記録した話題作
よくある質問
Q. 『8番出口』の地上波初放送はいつですか?
2026年8月28日(金)21:00〜22:54、日本テレビ系「金曜ロードショー」で本編ノーカット放送されます。
Q. 『8番出口』の原作は何ですか?
KOTAKE CREATEさんが2023年に発表したインディーゲーム『8番出口』が原作です。累計販売本数は200万本を超えています。
Q. 「歩く男」を演じた河内大和さんはどんな俳優ですか?
1978年生まれ、山口県岩国市出身の舞台俳優です。長年舞台を中心に活動する遅咲きのキャリアを歩み、本作の演技で47歳にして第49回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
Q. 映画『8番出口』の劇場公開時の興行収入はいくらでしたか?
2025年8月29日の劇場公開から興行収入51.7億円を記録する大ヒットとなりました。



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