旧ジャニーズ事務所のSMILE-UP.(スマイルアップ)は2026年9月28日、東山紀之社長が任期満了に伴い退任すると発表しました。後任の社長には、チーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)を務める山田将之弁護士が10月1日付で就任し、代表取締役の藤島ジュリー景子氏は留任します。
同日午後に都内で会見を開いた東山氏は、「被害者救済に区切りをつけるということではありません」と強調しました。この記事では、発表された新体制、補償の現状、会見での発言、そして2023年からの3年間の歩みを、報道をもとに整理します。

SMILE-UP.が発表した新体制|10月1日から山田将之弁護士が社長に
SMILE-UP.は28日に取締役会を開き、取締役の任期満了に伴って取締役会の構成を変更することを決議しました。続く株主総会で取締役選任議案が承認され、10月1日付で新しい経営体制が発足します。(出典:日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)、スポニチアネックス(Yahoo!ニュース))
- 山田将之氏:代表取締役社長兼CCO(新任)
- 藤島ジュリー景子氏:代表取締役(留任)
- 東山紀之氏(代表取締役社長)、安部朗氏(専務取締役):任期満了で退任
新社長の山田氏は、SMILE-UP.の立ち上げ時に新設されたCCOの役職に就いていた弁護士です。CCOは、人権尊重や法令順守の取り組みを担う役職と報じられています。(出典:朝日新聞(Yahoo!ニュース))
なぜ今、社長交代なのか|「法的な手続きが中心に」
同社は交代の理由について、次のように説明しています。
この3年間、毎月定期的に知らせてきた補償の状況を前提に、補償業務に特化した会社となった同社の今後のあり方について「真剣な議論を重ねてきました」とし、「今後の補償業務については、法的な手続きや専門的な判断を必要とする局面が中心になっていくものと考えられる」ことから、取締役の任期満了に伴って経営体制を一部変更することがふさわしいと、社外取締役を含むすべての取締役の意見が一致したといいます。(出典:日刊スポーツ(Yahoo!ニュース))
そのうえで、発表文には次の一文が添えられています。
- 「今回の経営体制の変更は、弊社として性加害問題への対応を終わりにするものではなく、弊社は、今後も引き続き被害補償について、係争中の案件を含め、必要な手続きを最後まで進めてまいります」
また、心のケア相談窓口を通じた被害補償や心のケアの申告受け付けは今後も続けるとし、被害を申告した人やその家族らへの誹謗中傷は「絶対に許されない」として、中傷をしないよう改めて強く要請しています。
私はこの説明を読んで、交代の理由が「区切り」ではなく「局面の変化」として語られている点が大切だと感じました。補償の対象者との合意が一定数進み、残る案件は裁判などの法的な判断を伴うものが中心になる。だからこそ、弁護士がトップに立つ体制に移る、という流れです。

補償の現状|申告1047人、578人に支払い完了
会見に合わせて、補償の現状も明らかにされました。9月28日時点の数字は次のとおりです。(出典:TBS NEWS DIG(Yahoo!ニュース)、南日本新聞(共同通信))
- 被害補償の申告:計1047人
- 補償金の支払い完了:578人
- 補償を行わないと通知:231人
- 連絡が取れない状態:226人
数字を並べると、申告した人のうち、支払いまで終わったのは半数余りであることがわかります。一方で、補償を行わないと通知された人、連絡が取れなくなっている人も、それぞれ200人を超えています。こうした人たちへの対応や、係争中の案件が、今後の「法的な手続き」の中心になっていくとみられます。
会見での東山紀之氏の発言
東山氏は28日午後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開きました。報じられた主な発言をまとめます。(出典:時事ドットコム、日テレNEWS NNN(Yahoo!ニュース)、朝日新聞(Yahoo!ニュース))
- 「私、東山紀之は任期満了に伴い、9月30日をもって取締役を退任いたしまして、社長という立場を離れたとしても、個人としても、この問題に向き合っていきたいと考えております」
- 「被害者救済に区切りをつけるということではありません。会社としても私個人としても、最後の1人まで必要な被害の補償を全うするという方針は全く変わっておりません」
- 「この問題を通じて私は、企業が社会から信頼を失うことの重大さ、そして1度失われた信頼を取り戻すことがどれほど長く厳しい道のりであるかを学んだ」
芸能界への復帰について問われると、「具体的にはまだ何も考えていない」と答えています。「世の中に対して少しでもいい影響を与えられるような道をこれから模索していきたい」とも語りました。
2023年から3年間の歩み|社名変更とタレント引退
東山氏が社長に就いてからの流れを、時系列で振り返ります。(出典:日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)、朝日新聞(Yahoo!ニュース))
- 2023年9月:創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題の発覚を受け、藤島ジュリー景子氏が社長を退任。所属タレントだった東山氏が新社長に就任
- 2023年10月:社名を「SMILE-UP.」に変更。マネジメントや育成業務から完全に撤退
- 2023年末:被害者対応に専念するため、主演舞台やディナーショーなどを終えてタレント活動から引退
- 2026年9月28日:任期満了での社長退任を発表(10月1日から新体制)
同社は、被害者への補償を終えた後に廃業する方針を示しています。タレントのマネジメントは別会社のSTARTO ENTERTAINMENTが担っており、SMILE-UP.は「補償のための会社」という位置づけです。
東山氏にとって、社長就任は俳優・タレントとしてのキャリアを手放す決断でもありました。3年間、補償の最前線に立ち続けた人が、「立場を離れても向き合う」と語ったことは、重く受け止めたいと思います。当サイトでも、藤島ジュリー景子氏をめぐる話題(ジュリー氏の還暦祝い報道)や、STARTO社の動き(カウコンのNetflix生配信)をお伝えしてきました。

今後の注目ポイント
- 山田新社長のもとでの補償の進め方:法的な手続きが中心になるとされる中、係争中の案件や、補償を行わないと通知された人への対応がどうなるのか
- 毎月の補償状況の公表:これまで毎月定期的に知らせてきた補償の状況が、新体制でも続くのか
- 東山氏の今後:芸能界復帰は「まだ何も考えていない」としており、個人としてどのような形でこの問題に関わっていくのか
- 誹謗中傷への対応:同社は被害申告者らへの中傷をやめるよう、改めて強く要請しています
まとめ
SMILE-UP.は2026年9月28日、東山紀之社長が任期満了に伴い9月30日で退任し、10月1日付でCCOの山田将之弁護士が代表取締役社長兼CCOに就任すると発表しました。藤島ジュリー景子氏は代表取締役に留任し、専務取締役の安部朗氏は退任します。今後の補償業務は法的な手続きや専門的な判断が中心になるとして体制を変更したもので、同社は「性加害問題への対応を終わりにするものではない」と説明しています。9月28日時点で補償の申告は1047人、支払い完了は578人。東山氏は「最後の1人まで必要な被害の補償を全うする」と語りました。被害を受けた方々への補償が最後まで誠実に進むことを願います。
よくある質問
東山紀之さんはいつSMILE-UP.の社長を退任しますか?
任期満了に伴い、2026年9月30日で取締役を退任します。10月1日から新しい経営体制が発足します。
SMILE-UP.の新社長は誰ですか?
チーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)を務める弁護士の山田将之氏が、10月1日付で代表取締役社長兼CCOに就任します。
藤島ジュリー景子氏はどうなりますか?
代表取締役に留任します。退任するのは、代表取締役社長の東山紀之氏と専務取締役の安部朗氏です。
なぜ社長が交代するのですか?
同社は、今後の補償業務が「法的な手続きや専門的な判断を必要とする局面が中心になっていく」と考えられることから、取締役の任期満了に合わせて体制を一部変更したと説明しています。性加害問題への対応を終わりにするものではないとしています。
補償はどこまで進んでいますか?
2026年9月28日時点で、計1047人から補償の申告があり、578人に補償金の支払いを完了しています。231人には補償を行わないと通知し、226人とは連絡が取れない状態だと報じられています。
東山紀之さんは芸能界に復帰しますか?
会見で芸能界復帰について問われ、「具体的にはまだ何も考えていない」と答えています。社長の立場を離れても、個人としてこの問題に向き合っていきたいと話しました。



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