
『HUNTER×HUNTER』の作者・冨樫義博さんが2026年10月5日、自身のXで心身の不調が重なっていることを明かし、今受けている依頼を最後に「締切がある仕事の依頼を全て断る」と発表しました。今後は自身の原稿作成を優先し、再開したらXで知らせるとしています。
「ハンターハンターの続きはどうなるの?」「冨樫先生の体は大丈夫?」と心配している方も多いと思います。発表の内容と、これまでの掲載の流れを、確認できた事実をもとに整理しますね。
冨樫義博さんがXで発表した内容は?
冨樫さんが10月5日に投稿した文章は、次のとおりです。
「心身の不調が重なり、現在お受けしている依頼を最後に、今後は締切がある仕事の依頼を全てお断りして自身の原稿作成を優先する事にしました。原稿作成が再開しましたら又こちらで発表します」
ポイントを分けると、こうなります。
- 心身の不調が重なっている
- 今受けている依頼は最後までやる
- それ以降は、締切がある仕事の依頼は全て断る
- 自分の原稿作成を優先する
- 原稿作成が再開したら、Xで発表する
つまり、イラストの寄稿やコラボなど「締切が決まっている外部のお仕事」を減らして、ご自身の原稿に力を回すという方針です。最後の一文からは、原稿作成そのものも、今はいったん止まっている状態だと読み取れます。体調を最優先にしてほしい、というのが多くのファンの本音ではないでしょうか。
(出典:オリコン(Yahoo!ニュース)、電ファミニコゲーマー)
ファンの反応は?「大天使の息吹」画像が続々
電ファミニコゲーマーによると、この投稿は記事執筆の時点で2200万回も表示されていました。リプライ欄には、回復を祈るコメントがたくさん寄せられています。
中でも多くの「いいね」を集めたのが、作中の“回復手段”の画像を冨樫さんに送るリプライです。
- グリードアイランド編のカード「大天使の息吹」(瀕死の重傷や不治の病も治せるカード)
- キメラアント編でネフェルピトーが使った念能力「玩具修理者(ドクターブライス)」
ファンなら思わず笑ってしまう、でもその奥に本気の「元気になって」がこもっている。作品への愛と作者への思いやりが同時に伝わる反応だと、私は感じました。「続きを描いて」より先に「お大事に」が並ぶところに、長年このマンガを追ってきたファンの優しさが表れていますね。

『HUNTER×HUNTER』はどんな作品?今どこまで進んでいる?
ここで、作品のおさらいです。
- 連載開始:1998年(週刊少年ジャンプ)
- あらすじ:主人公の少年ゴンが、親友キルアたち仲間と旅に出る冒険ファンタジー
- 現在のエピソード:未開の大陸への渡航を目指す船の中で、クラピカや幻影旅団のメンバーなど、各キャラクターの思惑がぶつかり合う「暗黒大陸編」(王位継承編)
- 累計発行部数:コミックスのシリーズ累計で1億部を突破(デジタル版含む)
王位継承戦は登場人物がとても多く、勢力同士の駆け引きが何重にも重なる、シリーズでも特に複雑なパートです。それだけに、続きを待つファンの熱も高いんですよね。
(出典:オリコン(Yahoo!ニュース))
これまでの掲載の流れ|「10話掲載→長いお休み」が続いていた
『HUNTER×HUNTER』は近年、1年半以上の休みをはさんで、10話をまとめて掲載する形が続いています。主な流れを時系列でまとめました。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2018年11月 | 11月26日発売の週刊少年ジャンプ52号の掲載を最後に休載に入る |
| 2022年5月 | 冨樫さんがX(当時Twitter)を開設。「とりあえずあと4話。」と原稿写真を投稿 |
| 2022年 | ジャンプ編集部が、No.401以降は「週刊連載ではない掲載形態」にすると発表 |
| 2024年9月 | コミックス38巻発売(第391〜400話を収録) |
| 2024年10月〜12月 | 第401〜410話を掲載(10月7日〜12月9日) |
| 2026年6月〜9月 | 第411〜420話を掲載(6月29日発売号〜9月7日発売号) |
| 2026年7月 | コミックス39巻発売(38巻から約2年ぶり) |
| 2026年10月5日 | 心身の不調を明かし、締切のある仕事を全て断ると発表 |
なお、週刊連載はすでに終わっているため、公式は「連載再開」ではなく「掲載」という言葉を使っていて、雑誌の巻末にも「休載」とは書かれていません。今回の発表時点で、次回の掲載は未定です。
(出典:電ファミニコゲーマー、ファミ通.com、コミックナタリー)
冨樫さんの体調は?持病の腰痛と「従来のやり方をあきらめる」決断
冨樫さんは、以前から持病の腰痛を抱えていることを明かしています。2022年に自身の展覧会を開いた際には、こんなコメントを出していました。
「確かに2年ほど椅子に座れない状態で描けませんでしたが、従来のやり方をあきらめることで現在は何とか執筆を再開しております」
さらに、「あらゆる動作が常人の3~5倍時間がかかります。腰大事」とも。ユーモアを交えた書き方でしたが、日常の動作にまで影響が出るほど、つらい状態だったことがうかがえます。
その後、2022年12月から週刊連載ではない掲載形態に変わりました。体と相談しながら描くための形だったといえます。今回の発表で使われた言葉は「腰痛」ではなく「心身の不調が重なり」。具体的な病名や症状は明かされていないので、ここを推測で語ることは控えたいと思います。

Xの「原稿進捗報告」はファンの合図だった
冨樫さんのXアカウントは、2022年5月24日に開設されました。プロフィール欄には「主に原稿の進捗状況をお伝えしていきます」と書かれ、最初の投稿は「とりあえずあと4話。」。開設から1日もたたずにフォロワーが120万人を突破し、集英社広報部も「本人のものだと聞いております」と答えて話題になりました。
それ以来、掲載再開の前に、冨樫さんがXで原稿の進み具合を報告するのがお決まりの流れになっています。報告が始まると「そろそろ最新話が読めるかも!」とファンがざわつく。いわば、ファンにとっての“合図”なんです。
ただ、今回の投稿は続きを予告するものではありませんでした。それでも「原稿作成が再開しましたら又こちらで発表します」と、次の合図もXで出すと約束してくれています。ファンはその日を気長に待てばいい、ということですね。
私の考察|「締切を手放す」は前向きな選択だと思う
ここからは、私の個人的な見方です。
今回の発表を聞いて、私は「描くのをやめる」話ではなく、「描くために、ほかを減らす」話だと受け取りました。締切のある仕事は、体調が悪い日でも待ってくれません。それを全部手放せば、自分のペースで原稿に向き合えます。体を守りながら続きを描くための、現実的な選択だと思うんです。
実は同じ時期、サッカー漫画『キャプテン翼』の高橋陽一さんも、体力の衰えなどを理由に「漫画連載」をやめ、鉛筆描きのネーム形式で物語を最後まで残す道を選んでいます。高橋さんは連載を終えたとき、「“〆切”というものがない生活を送れる」と率直な気持ちを書いていました。詳しくは『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』連載再開の記事でもまとめています。
長く続く人気作の作者が、どうやって作品と体の両方を守るのか。「締切から自由になる」という選択が、ベテラン作家の間で一つの答えになりつつあるのかもしれません。読者の側も「早く続きを」ではなく「無理なく、いつか」という気持ちで待つことが、結果的に作品を守ることにつながると私は思います。
次に冨樫さんがXで原稿の写真を投稿する日が来たら、またこちらでお知らせしますね。まずは、どうかゆっくり休んでいただきたいです。
まとめ
『HUNTER×HUNTER』作者の冨樫義博さんは2026年10月5日、Xで心身の不調が重なっていることを明かし、今受けている依頼を最後に締切のある仕事を全て断り、自身の原稿作成を優先すると発表しました。作品は直近で第411〜420話(6月29日〜9月7日発売号)が掲載され、次回の掲載は未定です。原稿作成が再開したら、冨樫さん自身がXで知らせるとしています。
よくある質問
冨樫義博さんは何を発表したのですか?
2026年10月5日、Xで「心身の不調が重なり」、今受けている依頼を最後に、締切がある仕事の依頼を全て断って自身の原稿作成を優先すると発表しました。
『HUNTER×HUNTER』の次の掲載はいつですか?
発表時点で次回の掲載は未定です。原稿作成が再開したら、冨樫さんがXで発表するとしています。
『HUNTER×HUNTER』は最新何話まで掲載されていますか?
2026年9月7日発売号の第420話までです。6月29日発売号から第411〜420話の10話が掲載されました。
『HUNTER×HUNTER』の最新刊は何巻ですか?
2026年7月3日発売の39巻です。38巻(2024年9月発売)から約2年ぶりの新刊でした。
冨樫さんの病気は何ですか?
今回の発表では、具体的な病名や症状は明かされていません。以前から持病の腰痛があることは、本人のコメントで公表されています。
『HUNTER×HUNTER』の累計発行部数は?
コミックスのシリーズ累計発行部数は、デジタル版を含めて1億部を突破しています。



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