Vaundy上海公演が中止 日本人アーティストの中国公演中止が相次ぐ背景

Vaundy上海公演中止 日本人アーティストの中国公演中止が相次ぐ 芸能ニュース
スポンサーリンク

Vaundy(バウンディ)さんが、2026年11月に予定していた上海公演の中止を発表しました。

ただ、これはVaundyさん1組だけの話ではありません。いま、日本人アーティストの中国・アジア公演の中止が相次いでいます。何が起きているのか、分かる範囲で整理します。

Vaundyの上海公演、何が発表されたの?

Vaundyさんは2026年8月26日、公式サイトで「ASIA ARENA TOUR 2026 “HORO”」の上海公演(11月14日・15日)を中止すると発表しました。

理由は「予期せぬ事情により開催を中止させていただくこととなりました」という説明にとどまっています(出典:Yahoo!ニュース(スポニチアネックス))。

このアジアツアーは、東京・ソウル・香港・福岡・台北・上海の6都市11公演を予定していました。上海公演はまだチケットが発売されていなかったため、返金対応は発生しないとされています。

そもそもVaundyってどんな人?

Vaundyさんは2000年生まれの26歳。作詞・作曲・編曲からアートワークのデザイン、映像制作まで、ほぼ一人でこなすマルチアーティストです。

2019年6月ごろからYouTubeに楽曲を投稿し始め、「東京フラッシュ」などで注目を集めました。

代表曲は「怪獣の花唄」「踊り子」「花占い」など。2022年12月には「怪獣の花唄」でNHK紅白歌合戦に初出場し、2024年には「踊り子」で2回目の紅白出場を果たしています。

今回の「ASIA ARENA TOUR 2026 “HORO”」は、Vaundyさんにとって初のアジアツアー。2026年9月に幕張メッセから開幕する予定でした。まさにこれからアジア展開を本格化させる、という矢先の中止発表だったわけです。

中止が相次いでいる他のアーティスト

中止を発表しているのはVaundyさんだけではありません。報道されている主なケースを表にまとめます。

アーティスト 中止した公演 予定日 発表日
Vaundy 上海(アジアツアー) 11月14・15日 8月26日
Fujii Kaze(藤井風) タイ・バンコク(ワールドツアー) 12月26日 8月21日
JO1 ソウル 9月26・27日 ——
AKASAKI メルボルン以降の全ワールドツアー 10月〜 ——

Fujii Kazeさんも8月21日に公式サイトで、12月26日のバンコク公演の中止を発表。理由はやはり「予期せぬ事情により」でした。

JO1は9月のソウル公演について、「会場周辺の状況や公演運営における諸般の要件などを総合的に検討した結果、正常に進行することは極めて困難」と説明しています(出典:Yahoo!ニュース(スポニチアネックス))。

なぜ相次いでいる?報道が指摘する背景

各アーティストの発表文は、いずれも具体的な理由を明かしていません。

ただ、報道各社は共通した背景を指摘しています。

きっかけとされているのは、2025年11月7日の高市早苗首相の国会答弁です。

この日、衆院予算委員会で立憲民主党の岡田克也議員から台湾有事について問われた高市首相は、状況によっては「存立危機事態」になり得るという趣旨の答弁をしました。

「存立危機事態」は、日本が集団的自衛権を使える法律上の区分です。首相はこの答弁を撤回しない考えを11月10日に示し、中国側が激しく反発。以降、日本との文化交流を制限する動きが強まった、というのが報道の整理です(出典:時事ドットコム)。

アメリカのCNNによると、この流れで中止された日本アーティストの公演は30組以上にのぼると報じられています(出典:ライブドアニュース)。

時事通信も、日本の歌手の公演が現地で強制的に中断されたり、アニメイベントが中止されたりする事例を報じています(出典:時事ドットコム)。

影響は音楽ライブだけでなく、アニメ関連イベントや出版業界にも広がっているとされます。

「予期せぬ事情により」という共通表現

気づいた方も多いと思いますが、各アーティストの発表文には「予期せぬ事情により」という、ほぼ同じ言い回しが並んでいます。

政治的な事情には触れず、当たり障りのない表現でファンに謝罪する。これは、アーティスト側が中国市場との今後の関係も考えて、慎重に言葉を選んでいる結果だと考えられます。

裏を返せば、それだけ個々のアーティストやレーベルの努力ではどうにもならない状況だ、ということでもあります。

過去にもあった直前中止

実は、日本人アーティストの中国公演が直前で中止になるケースは、これが初めてではありません。

歌手の浜崎あゆみさんは、上海公演が公演直前に中止となり、無観客のステージを敢行したことがあります。会場に来られなかった中国のファンからは「お詫びします」という声が上がり、大きな話題になりました(出典:弁護士ドットコムニュース)。

「不可抗力」による中止の場合、費用を誰が負担するのかという難しい問題も残ります。

ファン・業界への影響

Vaundyさんの上海公演はチケット未発売だったため、金銭的な返金トラブルは避けられました。

ただ、すでにチケットを買っていたケースや、渡航の準備をしていたファンにとっては、精神的にも金銭的にも打撃です。

アーティスト側も、会場費・スタッフの渡航費・機材輸送など、公演にかけた費用がそのまま損失になります。返金だけでは終わらない、というのはそういう意味です。

私の考察:アーティストに責任はないのに矢面に立たされている

この一連の中止、いちばん気の毒なのはアーティスト本人だと私は感じています。

政治のレベルで起きたことなのに、ファンへの謝罪をするのはアーティスト。「予期せぬ事情により」という曖昧な言葉で頭を下げるしかない構図は、見ていて切ないものがあります。

VaundyさんもFujii Kazeさんも、いまアジアで最も注目されている日本のアーティストです。本来なら、音楽を通じて国境を越えた交流ができるはずの人たち。それが政治情勢に振り回されているのは、大きな損失だと思います。

一方で、こうした状況がいつまで続くのかは、正直まったく読めません。文化交流は、関係が冷え込むと真っ先に止まり、回復には時間がかかるものです。

ファンとしてできるのは、配信やCD、国内公演でアーティストを応援し続けること。いつか「アジアツアー、無事に全公演やりきりました」という報告が聞ける日を待ちたいですね。

まとめ

Vaundyさんが8月26日、11月の上海公演の中止を発表しました。理由は「予期せぬ事情により」とされています。

Fujii KazeさんやJO1なども同様に海外公演の中止を発表しており、報道では2025年11月の高市首相の台湾有事発言以降、中国が日本の文化公演を相次いで見合わせている状況が背景として指摘されています。中止された公演はCNN報道で30組以上。

アーティスト本人に非はないのに謝罪を強いられる構図が続いています。事態の推移を引き続き追っていきます。

よくある質問

Vaundyの上海公演はなぜ中止になったの?

公式発表では「予期せぬ事情により」とされ、具体的な理由は明かされていません。報道では、2025年11月の高市首相の台湾有事発言以降、中国が日本の文化公演を制限している状況が背景として指摘されています。

チケットの返金はあるの?

Vaundyさんの上海公演はチケットが未発売だったため、返金対応は発生しないとされています。他のアーティストの公演については、各公式サイトの案内を確認してください。

中止になっているのは何組くらい?

CNNの報道によると、中止された日本アーティストの公演は30組以上とされています。VaundyさんやFujii Kazeさんのほか、アニメイベントや出版業界にも影響が及んでいると報じられています。

アジアツアーの他の公演はどうなるの?

Vaundyさんの「ASIA ARENA TOUR 2026 “HORO”」は東京・ソウル・香港・福岡・台北・上海の6都市11公演の予定で、中止が発表されたのは上海公演です。他都市の開催可否は公式発表を確認してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました