歌舞伎俳優の市川團十郎白猿さん(48)が、2026年8月31日にインスタグラムを更新し、長女・麗禾さん(市川ぼたん)と長男・新之助さん(勸玄)との全国巡業の様子をつづった複数の写真を公開しました。初めて親子3人で回った公演「伝承への道」は、8月30日に大阪で千秋楽を迎えたばかりです。
この記事では、公開された写真の内容と團十郎さんのコメント、「伝承への道」という公演の位置づけ、そして子どもたちの現在とネットの反応を整理します。

市川團十郎さんが公開した写真、何が写っていた?
投稿には、巡業中の何気ない場面をとらえた写真が並びました。報道によると、主な内容は次のとおりです(出典:Yahoo!ニュース)。
- 空港で撮られた長男・新之助さんの後ろ姿(ブルーのポロシャツに黒いリュック)
- のどかな田園風景の中を歩く長女・麗禾さんの散歩ショット
- 趣のある和室で、和座椅子に並んで座り、背筋をピンと伸ばして「いただきます」をする二人
舞台写真ではなく、移動や食事といった巡業の”生活”の部分を切り取っているのがポイントです。かしこまった宣材ではなく、父親としての目線で撮った家族の記録、という空気が伝わってきます。
團十郎さんのコメントと、その背景
團十郎さんは投稿で、次のようにつづっています。
「いつも旅巡業は私一人でした。美しいところも写真を撮り子供達に送ってました」
「撮っていたところ 一緒にいたいなと感じていたところ 食べて欲しいなと思った食べ物。一緒に食べれたり見れたりした、嬉しかった」
これまで巡業は一人で回り、旅先の景色を写真に撮っては子どもたちに送っていた。その場所に、今回は一緒に立てた――。「送る」から「一緒に見る」への変化を、素直な言葉で喜んでいます。仕事で家を空けがちな親なら、胸に刺さる一節ではないでしょうか。
初の親子3人 全国巡業「伝承への道」とは
今回の巡業は、市川團十郎さんと麗禾さん・新之助さんが親子3人そろって舞台に立つ初の全国公演「伝承への道」です。8月30日に大阪で千秋楽を迎えました。
タイトルの「伝承」が示すとおり、これは単なる公演ではなく、歌舞伎の型や芸を次の世代へ手渡していく過程そのものを見せる企画という色合いがあります。名門・成田屋の当主が、自分の子どもたちと各地を回りながら芸を継いでいく。歌舞伎ファンにとっては、いま見ておきたい”継承のリアルタイム”です。
子役や部屋子ではなく、当主の実子2人が同じ舞台に並ぶ意味は小さくありません。地方の観客にとっても、東京の大劇場までは行けなくても地元で成田屋の三代を見られる貴重な機会になりました。

麗禾さん(市川ぼたん)・新之助さん(勸玄)のいま
長女の麗禾さんは15歳で、歌舞伎の名跡「二代目市川ぼたん」を継いでいます。長男の勸玄さんは13歳で、「八代目市川新之助」として舞台に立っています。二人とも本名は堀越姓(麗禾/勸玄)です。
幼い頃から初舞台を踏み、襲名も経験してきた二人は、いまや”子ども”というより若手の歌舞伎俳優として語られる存在になりつつあります。今回のような全国巡業に帯同できるのも、稽古と舞台の経験を積んできたからこそです。
とはいえ、まだ中学生・高校生の年頃。空港でリュックを背負う後ろ姿や、正座で「いただきます」をする姿には、年相応のあどけなさもにじみます。舞台の緊張感と、旅先の素の表情。そのギャップも、今回の写真が反響を呼んだ理由でしょう。
亡き母・小林麻央さんの面影
二人の母は、2017年に乳がんのため34歳の若さで亡くなった小林麻央さんです。團十郎さんが子どもたちの写真を公開するたび、ネットには「麻央さんにそっくり」「目もとが麻央さん」という声が数多く寄せられてきました。
今回も例外ではなく、成長した二人の姿に、亡き母の面影を重ねるコメントが目立ちました。母を早くに亡くした子どもたちが、父とともに芸の道を歩み、各地の舞台に立っている。その事実そのものに、あたたかいまなざしが向けられています。
襲名から数年、成田屋の”次世代”が育つ時期
市川團十郎家(成田屋)は、2022年前後に大きな節目を迎えました。當代が十三代目市川團十郎白猿を襲名し、勸玄さんが八代目市川新之助、麗禾さんが二代目市川ぼたんとして名跡を継いでいます。
襲名は「継ぎました」という宣言であって、そこからが本番です。名前にふさわしい芸を身につけていく期間が、襲名後の数年間ということになります。今回のような全国巡業への帯同は、その稽古の場を、東京の大劇場から地方の舞台へと大きく広げる意味を持ちます。
いろいろな土地の客席の空気を知り、移動を含む興行の生活を体で覚える。舞台の上だけでは学べないことを積む時期に、二人はいます。父と同じ演目に立つことで、型が世代を越えて手渡されていく――「伝承への道」というタイトルは、その過程をそのまま言い表しています。
ネットの反応
SNSでは「三代そろい踏み、涙が出た」「地方巡業で見られるのはありがたい」といった、公演を実際に見た人の感激の声が多く見られました。
写真については「後ろ姿だけで品がある」「正座の背筋がすごい」「普通の家族旅行みたいでほっこりする」といった反応が。舞台の”格”と、家族の”素”の両方に反応が集まった形です。
また「團十郎さんの父親としての言葉がやさしい」「送る写真から一緒に見る写真へ、というのが泣ける」と、コメントの内容に心を動かされた人も多くいました。
【考察】”旅巡業は私一人でした”という一言の重さ
ここからは私見です。
今回いちばん印象に残ったのは、写真そのものより「いつも旅巡業は私一人でした」という團十郎さんの書き出しでした。
歌舞伎の当主にとって巡業は仕事の中心であり、長い期間、各地を移動し続ける生活です。家を空け、旅先の景色を撮っては子どもに送る。裏を返せば、これまでは「一緒にいられない時間」を写真で埋めてきたということです。
その巡業に、今年は子どもたちが芸の担い手として加わった。仕事と子育てが対立するのではなく、仕事の現場が家族の時間そのものになったという点に、この家ならではの解決の形を感じます。芸の継承と、父子の再会が、同じ舞台の上で重なっている。
もちろん、10代の二人にとって全国を回る生活は負担も大きいはずで、学業との両立など気がかりもあります。ただ、父親が「一緒に食べられて嬉しかった」と率直に書けること自体が、この家族が良い方向に進んでいる証拠なのだろうと、個人的には受け止めました。

團十郎家の“継承”を映像で見るなら
十三代目市川團十郎白猿の襲名と、八代目新之助さんの初舞台を記録した映像作品が出ています。今回の親子巡業に至るまでの歩みを、舞台の姿で振り返れます。
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歌舞伎を家で味わってみる
“伝承への道”のような親子公演に興味がわいたら、名作の舞台映像から入るのがおすすめです。予備知識なしでも楽しめる演目が多く、巡業に足を運ぶ前の入り口になります。
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まとめ
市川團十郎白猿さん(48)が2026年8月31日、長女・麗禾さん(市川ぼたん/15)と長男・新之助さん(勸玄/13)との全国巡業「伝承への道」の写真をインスタグラムで公開しました。空港での後ろ姿、田園での散歩、和室での食事など、舞台裏の家族の時間をとらえた内容です。
公演は8月30日に大阪で千秋楽。「いつも巡業は私一人だった」「一緒に食べられて嬉しかった」という團十郎さんの言葉に、多くの反響が寄せられました。二人の姿に亡き母・小林麻央さんの面影を重ねる声も相次いでいます。
よくある質問
市川團十郎さんはいつ子どもたちの写真を公開したのですか?
2026年8月31日にインスタグラムを更新し、長女・麗禾さんと長男・新之助さんとの全国巡業の写真を公開しました。巡業公演「伝承への道」は8月30日に大阪で千秋楽を迎えています。
麗禾さんと新之助さんは歌舞伎の名前を持っていますか?
長女の麗禾さん(15)は「二代目市川ぼたん」、長男の勸玄さん(13)は「八代目市川新之助」として舞台に立っています。今回は父・團十郎さんと親子3人での初の全国巡業でした。
二人の母親は誰ですか?
キャスターやタレントとして活動し、2017年に乳がんのため34歳で亡くなった小林麻央さんです。写真が公開されるたび、二人に麻央さんの面影を重ねる声が寄せられています。



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